『高宕山自然動物公園』 (富津市)


母親の鏡のようなママ
 昭和31年に国指定天然記念物に指定された「高宕山ニホンザル」を間近に見ることができるのが、富津市が施設を提供し、富津市観光協会天羽支部峯上地区の皆さんが維持運営をしている「高宕山自然動物園」です。
 昭和32年には当時の皇太子殿下が来園され、その後昭和34年に一般向けに開園されたそうです。今では、年間で約12000人の来園者があるそうです。開園から50余年の長い歴史の中、現在は6代目ボスの次郎長が約150頭
の群れを統率しています。(※2009年8月現在)
 猿の寿命は約30年で、人間の年に換算すると90歳くらいになるそうです。ボス猿の次郎長は歩き方も堂々としていて、群れ全体を見るために、あちこちに移動しています。
 以前は猿と同じ場所に入ることができましたが、鹿野山のトラ騒動後、金網ごしの見学になってしまったそうです。しかし餌を直接手渡しであげることもできるので、身近に猿を観察できるようになっています。

 約2000坪の園の中にある水場では、若い猿たちが泳いだり、ジャンプして飛び込んだりと元気に遊んでいますし、エサを持っている私たちに密着してずーっと付いてくる食いしん坊な猿もいて、とても楽しい時間を過ごすことができました。 今年生まれた子猿はぬいぐるみのように可愛くて、お母さん猿にくっついている様子は、親子の絆の深さを感じさせるものでした。
 みなさんも、美味しい空気と可愛い猿たちに会いにでかけてみませんか。
※周囲の山から来る野生の猿には注意して下さい。野生の猿は檻の外の私たちと同じ場所にいます。襲ってきたりはしませんが、ちょっとでも油断すると持っているエサの袋ごと取られてしまいます。手荷物などにも気を付けて下さい。


丸太の上にちょこんと座る
6代目ボス次郎長 施設DATA
所在地 富津市豊岡1779→地図
電話 動物園管理事務所 
0439(68)0923
無料駐車場 約30台
開園時間 9時〜17時
入園料 大人…300円 小人…100円
  エサ(さつまいもをカットしたもの)
 …1袋100円
2009年現在