やってみませんか?おうちでおはなし会
図書館では現在、新型コロナウイルス感染防止対策のため、おはなし会を中止しています。
しかし、おはなし会や絵本の読み聞かせは、子どもたちと親や身近な大人を結ぶ大切なものです。
自宅でのおはなし会を通じて、子どもとふれあってほしいとの思いをのせて、おはなし会のポイントをお伝えします。
- 〜おはなし会プログラムの組み方〜
- ここでいう「プログラム」とは、おはなし会で読む絵本を順に並べたものです。
子どもの年齢にあった絵本で、同じような内容のものばかりにならないよう、「外国や日本のおはなし(物語)の絵本」「知識の絵本」「リズムのある絵本(わらべうた絵本など)」を組み合わせます。
季節感のある絵本や、手あそびを入れるのも変化に富んでいて楽しめます。
車が好きなら車のでてくる絵本など、好きなものがでてくる絵本も喜ばれるでしょう。
- 〜おはなし会Q&A〜
- Q:何度も同じ絵本を読みたがります。
A:とてもよいことです。
1冊の本の何回も読むことでより深く内容を理解し、1回では気づけなかったことに気づくこともできます。
- Q:絵本を読むことは勉強の一環だから、読み終わった後にちゃんと理解しているか感想を聞いてもいいですか。
A:読み聞かせはおはなしを楽しむものです。
感想は聞かず、楽しい気持ちを共有してあげましょう。
- Q:どんな絵本を読んであげたらいいかわかりません。
A:図書館では「子どもに読んであげたい絵本」のリストを用意し、配布しています。
ホームページでも公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
他にもいろいろな団体がおすすめの絵本のリストを作成しています。あわせて参考にしてみてください。
また、子どもが興味を持った絵本を読んであげることもいいですね。
子どもは希望が叶って喜びますし、一緒に楽しい時間が過ごせます。
- Q:実際の年齢より対象年齢が低い絵本を読みたがります。
A:実年齢より対象年齢が低い絵本は子どもに余裕をもたらします。
その分、深く理解したり味わうことができ、たくさん楽しむことができます。
絵本に示されている対象年齢は、あくまで目安として活用してください。
- Q:読み聞かせが上手にできません。
A:例え下手だったとしても身近な大人が読み聞かせてくれることは、子どもにとって愛着を感じられるすばらしい体験です。
上手かどうかよりも、ゆっくりと子どものペースにあわせて、はっきりと読んであげると子どもに伝わりやすいでしょう。
- この他にも、図書館では読み聞かせや絵本に関するさまざまなお問い合わせを受けます。
<ちいさいこどものおはなし会 7月のプログラム>
○きょうのおべんとう なんだろな
岸田衿子 作 山脇百合子 絵 福音館書店
○かお かお どんなかお
柳原良平 作 こぐま社
○ととけっこう よが あけた
こばやしみえこ 案 ましま せつこ 絵 こぐま社
<小学生のおはなし会 7月のプログラム>
○おばけのバーバパパ
アネット・チゾン、タラス・テイラー 作 山下明夫 訳 偕成社
○せみとり めいじん
かみやしん 作 奥本大三郎 監修 福音館書店
○きょだいな きょだいな
長谷川摂子 作 降矢なな 絵 福音館書店
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