新米の時期ですね!
かずさでもさかんな稲作!おこめの特徴まとめ
 全国有数の米どころである千葉県では、主に4つの品種のお米が栽培されています。全国でも盛んに生産されている『コシヒカリ』以外に、千葉県独自品種である『ふさこがね』『ふさおとめ』『粒すけ』が栽培されています。
 かずさ地域でも主に4品種のお米が栽培され、『ふさおとめ』と『ふさこがね』は8月中旬頃から、『粒すけ』と『コシヒカリ』は9月上旬頃から収穫が始まり、収穫された新米が店頭に並びます。
 地元のお米を味わってみませんか?それぞれ、特徴があります。お好みはどーれ?

かずさ地域で収穫されるお米の品種

 ▽素材の味を引きたてる『ふさおとめ』

やわらかい甘味と、あっさりしたほどよい粘り気、粒のそろった行儀の良い娘(おとめ)のような品種です。『ひとめぼれ』と『ハナエチゼン』という品種を掛け合わせ、うまれました。

味がよく、『コシヒカリ』よりも香りが控えめなため、特に、丼ものやカレーライス、たまごかけご飯など、汁ものとの相性がよいお米です。また、ちらし寿司や手巻き寿司などに使うと、ネタや素材の良さを引きたてます。
 ▽冷めても固くなりにくい『ふさこがね』

もっちりとした食感と、粒が大きくふっくらした炊きあがりが特徴です。このお米は、『ふさおとめ』と『中部64号』という品種の掛け合わせでうまれました。

おいしさがしっかり口の中に広がるだけでなく、冷めても固くなりにくいので、おにぎりや太巻き寿司にぴったりです。 
 ▽どんなおかずとも相性ピッタリな『粒すけ』

大粒で、ほどよい粘りと弾力があり、『コシヒカリ』と同等以上の良食味の品種です。このお米は、『コシヒカリ』と『佐系1181』(『ふさおとめ』の子ども)という品種の掛け合わせでうまれました。

魚、肉、寿司、丼などいろいろな料理に合うオールマイティな食感が楽しめます。
 ▽強い旨味は濃い味との相性バツグン『コシヒカリ』

粘りが良く、つやつやしたほんのり甘味のある食感が特徴で、その強い旨味は濃い味のおかずにも負けない存在感があります。「コシヒカリ」は昭和31年に福井県で育成され、千葉県は新潟県とともに昭和31年に奨励品種とし、全国に先駆けて栽培を始めました。

味付けが濃い料理によく合います。ハンバーグや焼き肉との相性が良く、また冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにも人気です。

木更津優良特産品にも選出されている、地元のお米

 木更津市優良特産品は数ある特産品の中でも、木更津商工会議所、(一社)木更津市観光協会、木更津市農業協同組合などで組織する審査委員会で認定を受けた、いわば木更津市公認の特産品で、タヌキのマークが目印です。
 6品のお米が優良特産品に認定されています。

問い合わせは
TEL0438(23)8445 木更津市 農林水産課

お米の販売所

木更津優良特産品のお米はJA木更津市生活館で、
君津市、富津市、袖ケ浦で栽培されたお米はJAきみつの直売所で販売されています。
木更津優良特産品を
購入したい方はコチラ→→
TEL0438(23)8022
木更津市長須賀382
  JA木更津市 生活館
TEL0438(53)2486
木更津市真里113‐13
JA木更津市 生活館うまくた店
君津市・富津市・袖ケ浦市で
栽培されたお米を
購入したい方はコチラ→→
TEL0439(52)8311
君津市貞元133‐1
    味楽囲さだもと店
TEL0439(35)3144
君津市末吉238‐1
     味楽囲おびつ店
TEL0438(60)2550
袖ケ浦市飯富1635‐1
        ゆりの里
 

精米済のお米の上手な保存方法

風通しの良い冷暗所で保管します。
高温で乾燥しやすい場所ではお米の水分低下やひび割れができやすくなります。
また、湿度の高い所ではカビや虫の発生原因になります。
お米は匂いを吸収するので、香りの強い食品の近くには保存しないようにしましょう。

おいしいお米の選び方

銘柄だけで判断せず、袋の中をよく観察し、次のようなおいしいお米を選びましょう。
精米したてのもの・・・
精米して1ヶ月を過ぎると味が落ち始めます。
米粒が揃っているもの・・・
不揃いの場合は、他品種の混入などの可能性があります。
米粒が砕けていないもの・・・
しっかりと管理されて精米加工されたものは、米粒が砕けていません。
籾や小石、その他の不純物が混入していないもの
米粒にツヤがあり、透明感があるもの
精米したてのお米を購入し、1度にたくさん買いすぎないようにしましょう

おいしいお米の炊き方

●洗米は素早く、やさしく
最初の水は糠(ぬか)臭くなるので、研がずに糠が浮き上がったら直ぐに捨てます。
時間をかけすぎると糠の水を吸収し、ご飯の風味や艶が悪くなるので、3分以内で研ぎます。また、力を入れすぎるとお米が割れるのでやさしく研ぎます。

●充分に吸水させて、より美味しく
季節によって水温に差があるので、夏は1時間、冬は1〜2時間水に浸します。
古米は新米より吸水力が弱いので、30分程度さらに長く浸します。

●仕上げはシャリ切り
炊きあがったら20分程度蒸らし、ご飯全体を適度な水分に安定させます。
蒸らした後は直ぐにご飯をほぐす「シャリ切り」をし、硬さなどご飯の品質を均一化します。

お米いろいろ

●発芽玄米(はつがげんまい)
玄米を水に浸し1ミリメートル程度発芽させたものです。
発芽することで酵素が働きだし、新しいアミノ酸などの栄養素が作り出され、健康によい米とされています。

●胚芽精米(はいがせいまい)
精白米に胚芽が残っているお米です。
胚芽にはビタミンB1、B2、Eなどの栄養成分が多く含まれていて、食べるとコクがあり一味違う美味しさがあります。
胚芽精米の洗米は、さっと水に流す程度にし、栄養分が流出しないようにします。

●無洗米(むせんまい)
無洗米は精米機で普通にとう精した精米(一般に販売されているお米)に残っている糠(ぬか)をさらに取り除いて、炊飯の際に研ぐ(洗米)手間のかからないお米です。とぎ汁を排水しないので、環境にやさしいお米といえます。

ちばのお米の郷土料理

●太巻き祭りずし
「太巻き祭りずし」は、古くから冠婚葬祭など地域の行事食として主に農村部で伝承されてきました。
平成19年に「農村漁村の郷土料理百選」に選ばれるなど、千葉県の伝統郷土料理として親しまれており、現在は千葉伝統郷土料理研究会と千葉県が主催(後援:千葉県産米需要拡大推進協議会等)し、「太巻きずしデザインコンテスト」が開催されています。


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●鉄砲巻き
もともと、半枚の焼きのりを使って作った「細巻き」で、その形から「鉄砲」と呼ばれました。
木更津の鉄砲巻きは酢飯ではなく、普通のご飯に鰹節を醤油で味付けして巻いたもので、簡単に作れお弁当やおやつに食べられていました。
アサリの佃煮を入れることもあります。